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3.9.7リリースノート

2019/06/26 ・ 4:59 pm

本日E-mote3.9.7をリリースしました。

アップデート内容を詳しく紹介します。


ツールとしての利便性を大きく向上しました。

複数メッシュをまとめて調整する機能を実装

ツールパネルから適用するパラメータを選択することで、クリア、強調、抑制のいずれかのアクションをまとめて実行することが出来ます。

向きごとの変形量が「大きすぎる」「小さすぎる」時などに、まとめて大まかな調整を入れるような用途に使います。


追加パーツの分類を可視化

追加パーツをカテゴリごとに色分けすることで、判別しやすくなりました。

背景カラーの設定機能

背景カラーを自由に設定することができるようになりました。

パーツ外のゴミや穴・ズレを確認しやすくなります。

パーツ編集項目の不可視化

パーツ編集ツリーの特定の編集項目を選択して、不可視に設定できるようになりました。

編集する必要のない項目を見えなくすることで、ツリーの視認性を上げることができます。

パラメータ一覧のオンオフ

パラメータ編集、物理挙動編集、パーツ編集の各モードにおいて、「向き」「表情」「フェード」のカテゴリごとにパラメータ一覧の表示をオンオフできるようになりました。

編集に必要ないパラメータの表示を消すことで、画面の視認性を上げることができます。

 


対応テクスチャフォーマットの追加

ASTCテクスチャフォーマットの対応

Switch/iOSの各環境において、ASTCテクスチャフォーマットに対応しました。

BC7テクスチャフォーマットの対応

DX11/PS4の各環境において、BC7テクスチャフォーマットに対応しました。

PVRTC/ETC1ソフトウェアデコーダーの廃止

COMMONテクスチャ指定時、PVRTC/ETC1に未対応の環境ではテクスチャイメージをソフトウェアデコードして32bitテクスチャに展開する機能がありましたが、この機能が存在することで環境に合わない間違ったテクスチャフォーマットを指定したまま気づかない事態が想定されるため、機能事態を廃止しました。

 


ツール

新機能

  • パーツ編集の子項目を個別に非表示にすることが出来るようになりました。子要素をまとめ選択して右クリックメニューから一度に不可視にするか、親要素を右クリックして子要素を個別に可視不可視に設定することが出来ます。
  • ツールパネルに、変数の特定フレームに対応するメッシュをまとめて抑制・強調・クリアする機能を追加しました。
  • タイムライン編集時に、イージングに伴う表情の変化をリアルタイムでプレビューに反映する編集モードを追加しました。ズームスライダーの下にある「プレビューモード」ラジオボタンで動作を変更することが出来ます。
  • タイムライン編集時に、タイムラインを範囲選択し、新規タイムラインとして複製できる機能を追加しました。範囲選択後右クリックをして「選択範囲を新規タイムラインとして複製する」から実行出来ます。
  • タイムライン編集時に、数値選択して範囲選択を行う機能を追加しました。タイムラインを右クリックして「数値指定して範囲を選択する」から実行出来ます。
  • PSDインポートダイアログで、PSDリスト/パーツリスト/警告リストにマウスオーバーした際、そのアイテムを参照している他のリスト中のアイテムをハイライト表示するようになりました。アイテムの関連性が一目でわかります。
  • PSDインポートダイアログで、PSDレイヤリストを右クリックしてメニューからそのパーツを参照しているパーツをフォーカスできるようになりました。
  • PSDインポートダイアログで、PSDレイヤリストからパーツのPSDレイヤ選択ボタンへ、ドラッグアンドドロップでレイヤを指定できるようになりました。
  • PNGアニメーションに透過出力オプションを追加しました。透過させない場合、前フレームとの差分が計算されるので、アニメーションのサイズが小さくなります。
  • テクスチャ分離型データでAST(αテクスチャ分離型)のデータをエクスポートできるようになりました。

変更点

  • 設定ダイアログで、エディタの背景カラーを設定できるようになりました。
  • 一部のツリーの子要素をシングルクリックで開閉できるようになりました。設定ダイアログから動作を変更出来ます。
  • 追加パーツをマウント箇所ごとに色分けして表示するようになりました。
  • エクスポート時の拡張子指定を、手打ちではなくドロップダウンリストから選択する方式に変更しました。
  • 物理挙動編集画面でパラメータをコピーした際に、まばたきを無視して差分タイムラインを足しこんだ状態の値をコピーするようにしました。
  • テクスチャアトラスを確認する機能で、最大テクスチャ枚数を指定出来るようにしました。
  • Z値の編集時、レイヤ階層の前後関係がわかりやすく表示されるようになりました。
  • パラメータ確認、物理挙動編集、パーツ編集の各画面で、カテゴリごとに変数表示をトグルで切り替えられるようにしました。
  • PSDインポートダイアログで、個々の新規パーツを右クリックメニューからキャンセルすることが出来るようになりました。
  • PSDインポートダイアログで、接着タイプの追加パーツのバウンズが、接着位置のパーツに対して反映されるようになりました。元パーツのバウンズをリセットすると、追加パーツのバウンズ込みで計算されます。
  • COMMONテクスチャでASTCテクスチャの出力に対応しました。
  • COMMONテクスチャでBC7テクスチャの出力に対応しました。
  • エディタの内部データの持ち方をメモリの断片化が起きにくいように変更し、動作安定性を向上させました。
  • アニメーションPNGの出力拡張子を .png から .apng に変更しました。

バグ修正

  • PSDインポート時に100%の不透明度が99.6%の不透明度に化けていた問題を修正しました ( ver3.9.6p1 でのエンバグ )
  • PSDインポートダイアログを開いた状態で元のPSDファイルを編集できない問題を修正しました。これにより、ダイアログを開いたままPSDを編集し、「PSDの再読込」を実行することができるようになりました。
  • PSDインポートダイアログでパーツの枠を変更するため右クリックするとハングするようになっていたエンバグを修正しました。
  • PSDインポートダイアログで、子レイヤのみでバウンズが構成されていて自身は空画像なレイヤでハングする問題を修正しました。
  • タイムラインフォルダの中にタイムラインフォルダがある状態で「タイムラインのキャプチャ」を実行するとハングする問題を修正しました。
  • タイムラインフォルダを複数選択した際にアニメーションカタログの作成ができない問題を修正しました。
  • データ構造の最適化の指定時に、内部構造が崩れるケースがあった問題を修正しました。
  • 解像度を落とす設定をしたレイヤのアルファ値境界でゴミが出ることがある問題を修正しました。
  • 解像度変更した際にパーツ分割が生じるとレイヤの表示座標がずれることがある問題を修正しました。
  • 古いE-moteプロジェクトを読ませると編集できなくなっていた問題を修正しました。
  • 追加パーツをぶら下げた基本パーツの画像が自動分割の対象から外れる問題を修正しました。
  • テクスチャのサイズがテクスチャ幅ぎりぎりの時にパッキングに失敗するケースがあった問題を修正しました。
  • エディタのウィンドウを縮小すると目のマスク表示がおかしくなる問題を修正しました。
  • 一部画面で原点表示が消える問題を修正しました。
  • メッシュ編集時、メッシュをドラッグしながら右クリックメニューを表示するとエディタがハングする問題を修正しました。
  • リストの開閉時、注視範囲がおかしくなるケースがある問題を修正しました。
  • プロジェクトのロード時に発生していたメモリーリークを修正しました。


SDK

新機能

  • ビルド日時を取得するAPI EmoteGetBuildDateTime() を追加しました。
  • SDKのバージョンを取得するAPI EmoteGetSDKVersion() を追加しました。
  • D3D11 SDKでBC7に対応しました。
  • PS4 SDK でBC7に対応しました。
  • NX SDKでDXT1/DXT3/DXT5/BC7/ASTCに対応しました。
  • iOS SDKでASTCに対応しました。
  • Unity TYPE2 の分離テクスチャ型データで、AST(α分離テクスチャ)に対応しました。

変更点

  • Native SDKでのPVRTC/ETC1のソフトウェアデコード機能を削除しました。非対応プラットフォームで自動的にソフトウェアデコードされ意図せずテクスチャのGPU専有サイズが増大するのを避けるためです。

バグ修正

  • UnityでEmotePlayer.LoadData()関数でパスを指定してResourcesからE-moteモデルをロード出来なくなっていた問題を修正しました。
  • Unity/TYPE2 でCamera Objectのプールにもnullチェックを入れ、Sceneチェンジ時に無効なカメラが出来上がる問題を修正しました。
  • Unity/TYPE2 SDKでLegacyアライメントでレンダーテクスチャ表示した際の表示倍率が間違っていた問題を修正しました。

 


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