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E-mote3.9.5リリースノート

2018/08/27 ・ 6:00 pm

本日E-mote3.9.5をリリースしました。

アップデート内容を詳しく紹介します。

今回は、Android向けの大きな更新があります。

Android ARM 64bit ビルドに対応しました。

Android native, Unity, cocos2dx, cocos2d-js  の各プラットフォームにおいて、Android ARM 64bit ビルドへの対応を行いました。

Android プラットフォームでは、2019年の夏頃を境に、アプリのリリースに際してビルドにARM 64bitを含める事が必須条件となります。これらの対応に必要となる期間を考慮して、現段階でARM64bit 対応をリリースしました。

アプリケーション、および開発環境のアップデート計画をご確認ください。

NativeプラットフォームでのARM 64bit 対応

今回のリリースから、ARM 64bit 対応のバイナリ ( arm64-v8a ) を、SDKに同梱しています。お客様のプロジェクトでの ARM 64bit のビルド環境にE-mote SDKの arm64-v8a フォルダ下のファイルを追加していただければ、対応が可能となります。

UnityでのARM 64bit 対応

UnityでのAndroid ARM 64bit 対応については以下のような条件があります。

  1. Unity2018.1 以降が必要
  2. MONOでは非対応なので、Player SettingsでIL2CPPをオンにする必要がある。
  3. ARM64対応は現時点ではExperimental扱いになっているので、動作確認のためにはPlayer Settingsで明示的に対応のチェックを入れる必要がある。

言い換えると、2019/8月以降（おそらく、既存アプリでも2019/11以降は）、Unity でAndroidアプリをリリースするには、Unity2018以降のバージョンが必須になります。

ツールの更新内容

新機能

  • エディタにオートセーブ機能を追加しました。一定時間間隔で、編集中のプロジェクトを自動的にセーブするように設定出来るようになりました。

変更点

  • プロジェクトを保存する前は、タイトルバーに「未保存」と表示されるようにしました。
  • PSDインポート時、レイヤ名の英数字の全角半角を区別しないようにしました。
  • -KRKRフォーマットでのバッチコンバート時にも不要な差分を出力しないようにしました。
  • Z値の値域を、-100から100の範囲だったものを、-200から200の範囲に拡張しました。

バグ修正

  • GIFアニメのキャプチャ後にハングするバグを修正しました。
  • 目眉切り出し枠の自動検出に際して、ウインクなど「片目だけ存在する」画像パターンが存在すると正しく自動検出を行えない問題を修正しました。
  • PSDインポート時、小さすぎるバウンズをドラッグ出来ない問題を修正しました。
  • 周回定義を行っているパーツのエクスポート時に、必要なデータが削除され正しい周回動作をしないようになる問題を修正しました。

SDKの更新内容

変更点

  • 各種の Android SDK で ARM64bit ビルドに対応しました。
  • 最新のAndroid開発環境でリンクがが通るように、atof関数の使用を取りやめました。
  • Unity TYPE2 SDK で、リソース管理処理を最適化し、不要なリソースがメモリ上に残らないようにしました。
  • タイムライン名を指定するAPIで、全角と半角の英数字を区別しないようにしました。

バグ修正

  • 吉里吉里プラグインで、栞に保存したカメラパラメータが正しくリストアされない問題を修正しました。
  • Unity TYPE1 SDK の Androidビルドで、 HAUWEI系の端末でステンシルマスクが正しく処理されない問題を修正しました。
  • Unity TYPE2 SDK で、入力のEmoteAssetを複数回使い回してLoadData()に渡すと異常動作する問題を修正しました。
  • Unity TYPE2 SDK で、内蔵テクスチャイメージのカウント用のピクセルデータ判定式が間違っていた問題を修正しました。
  • Unity TYPE2 SDK で、内蔵テクスチャイメージ展開時に、テクスチャの wrapMode を指定し忘れていた問題を修正しました。
  • Unity TYPE2 SDK で、Legacy Transform 設定時にレンダーテクスチャマッピングが設定出来ない問題を修正しました。
  • Unity TYPE1/TYPE2 SDK で、プロファイルを未設定のキャラに対して fixedScale を設定した時の挙動が不正になっていた問題を修正しました。
  • Cocos2d-x SDKで、CCEmoteの解放時にEmotePlayerのインスタンスが解放されない問題を修正しました。

 

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