E-mote3.9.4リリースノート
2018/07/06 ・ 2:43 pm
本日E-mote3.9.4をリリースしました。
アップデート内容を詳しく紹介します。
なお、今回は特に Unity関連での大きな更新があります。
Unity TYPE2 SDKにTYPE1 SDKとの互換性を持たせました
E-mote3.9.3のリリース時に予告した通り、Unity TYPE2 SDKに以下の機能を実装して、TYPE1 に対する上方互換性を確立しました。
- アルファマスク
- TYPE1向けテクスチャ内蔵型データの読み込み機能
前回お伝えした通り、今後 E-mote Unity SDK は TYPE2 での拡張をメインに行い、TYPE1 は最低限のメンテナンスだけを続けます。TYPE1をご利用のお客様がいなくなった時点で TYPE2 に開発を一本化する予定です。
弊社としては、TYPE1からTYPE2への移行を全面的にサポートして行きます。移行についての懸念点のご相談、移行プロセスのサポートの要請など、お気軽にご連絡ください。
Unity TYPE2 SDKが、ノベルエンジン『宴』に対応しました。
Unity TYPE2 SDK が、ノベルエンジン『宴』に対応しました!
E-moteSDK、宴本体、宴のE-mote拡張スクリプトの3つのパッケージを読み込ませるだけで、即座に『宴』でE-moteキャラを使ったノベルの開発が行えるようになります。
導入方法の詳細については以下のリンクで公開しています。
実際にE-moteを使う場合の演出のノウハウは以下のドキュメントで紹介しています。
現在、「宴」を使ったノベルゲームのゲームジャムも開催されております。
宴のE-mote拡張スクリプトは、商用SDKだけでなく、えもふりSDKでも利用可能です。宴でいちはやくE-moteを使って、ライバルに差をつけてみませんか?
Unity TYPE2 SDKの立体視機能を強化しました。
Unity TYPE2 SDK の立体視関連機能を大幅にブラッシュアップしました。
- シングルカメラでの立体視描画に対応しました(Unity5.6以降)。
- シングルパスでの立体視描画に対応しました(Unity5.6以降)。
- VRプレビュー向けのスクリプトとシーンを追加しました。
E-mote VRではこれまで立体視のために左右両眼用に別々のカメラを使う複雑なセットアップが必要でした。ですが、今回のバージョンアップで、 Unity標準のVR機能である Unity XR に対応し、シングルカメラ・シングルパスでの立体視に対応しました。
これにより、これまで以上に気楽に幅広いプラットフォームのVR環境を開発出来るようになりました。
ツールの更新内容
新機能
- APNGでのアニメーション出力に対応しました。タイムラインアニメーションカタログもAPNGで出力することが出来ます。
変更点
- COMMONターゲットで出力可能なテクスチャサイズを4096まで拡張しました。
- WINターゲットで出力可能なテクスチャサイズを16384まで拡張しました。
バグ修正
- ヒストリパネルの表示のオンオフを切り替えられない問題を修正しました。
- インポート不能なPSDを読み込もうとするとハングするバグを修正しました。
SDKの更新内容
新機能
- Unity TYPE2 SDKで、E-moteのタイムラインに対応したAnimator Controllerを自動生成するためのエディタスクリプトを追加しました。
- Unity TYPE2 SDKで、Emote Lip Synch Control コンポーネントに Auto Lip Synch プロパティを追加し、乱数に基づく自動口パクが出来るようにしました。
変更点
- Unity TYPE2 SDKで、Resourcesフォルダ以外に置いたE-moteデータもInspector上でロードするデータとして指定可能にしました。
- Unity TYPE2 SDKで、レンダーテクスチャの最大サイズを2048から4096に拡張しました。
- Unity TYPE2 SDKで、E-moteのプロジェクト単位の設定を、Preferences から Project Settings へ移動させました。
- Unity TYPE2 SDKで、EmotePlayerのTransform Alignmentの初期値をLEGACYからORIGINへ変更しました。
- Unity TYPE2 SDKで、GenerateTestのプレイヤーをスクリプトからではなくPrefabから生成するように変更しました。
バグ修正
- Unity TYPE2 SDKで、EmotePlayerがPrefab化できない問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、差分タイムラインスロット2~6の内容がシリアライズされない問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、GameObjectのTransformの z scale が0になっていると、レンダテクスチャマッピング時に正しくモデルが描画されない問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、データファイルに空指定をするとエラーが出る問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、EmotePlayerにInspectorからEmoteデータでないbytesを読み込ませようとするとハングする問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、マスク領域の計算を間違っていた問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、EmoteTextureCurve.csを適用した際に、「不正なQuad」が割り当てられるタイミングがある問題を修正しました。
- Unity TYPE2 SDKで、同一のBBMが続いた際にダイナミックバッチングがオンになってメッシュが統合されてしまう問題を修正しました。