E-mote HOW TO ブログ


ティラノスクリプトでのSDK差し替え

2018/04/01 ・ 6:00 pm

はじめに

こんにちは。
今回は「ティラノスクリプト」の記事です。

えもふりの上位版である「E-mote」を使用すると、高解像度のキャラクターをティラノスクリプト上で表示することができます。
今回は「ティラノスクリプトでE-moteSDKを使用する方法」をまとめました。


1、用意するもの

・ティラノスクリプト環境一式
 今回の解説で使用するティラノスクリプトの環境は、
ティラノスクリプトのE-moteプラグインページ(https://tyrano.jp/sample/emote)で公開されているサンプルを使用していきます。

・E-moteSDK for WebGL
ティラノスクリプトでは「WebGL向けSDK」を使用します。
E-moteライセンスのお申込み時には
※E-moteインディーズプランは前年度売上1000万未満の個人,団体様なら”無料”でご利用いただけます。
詳しくはこちらのページをご参照ください。

2、E-moteSDKの展開

1.インストールしたE-moteエディタを起動します。

2.[ヘルプ]->[SDKを展開する]->[WebGL]を選択し、展開先のフォルダを指定します。

 

3、展開したSDKをティラノ環境へ組み込む

ティラノスクリプトでE-moteの動作に必要なファイル類を用意するところからスタートです。

1.はじめに、好きな場所に「driver」というフォルダを用意します。
2.展開したE-moteSDKに入っている、以下のファイルを1で用意したdriverフォルダに入れていきます。
 ・driver/emotedriver.js
 ・driver/emotedriver_d.js
 ・driver/emotedriver_v.js
 ・driver/emoteplayer.js
 ・driver/iemote.h
 ・es5/driver/emoteplayer.js
     ->このファイルのみ、emoteplayer_es5.jsにリネームしてください。
 ・es5/driver/polyfill.min.js
   最終的に用意したdriverフォルダは以下のようになります。

3.ティラノスクリプト環境「demo_emote/data/others/plugin/emote」を開きます。
4.2で作ったdriverフォルダを3のフォルダへコピーします。

※ファイルの上書きの確認を求められますが、全て許可してOKです。

これでSDKの差し替えは完了しました!
ただし、今の状態では既に組み込まれている「えもふりのモデル」を表示しようとするので、
このままサンプルを再生しても、キャラクターが表示されません。

早速、「E-moteのモデル」を組み込んでいきます。

4、E-moteエディタからモデルを出力する

今回は、サンプルキャラクター「赤髪子」を使用して解説します。
サンプルのダウンロードはこちら
1.e-mote3.9サンプルキャラクター正面赤髪子.emtprojをE-moteエディタで開きます。
2.[ファイル]->[エクスポートする]を選択し、エクスポートダイアログを開きます。

3.ターゲットを”WEBGL”に設定し、テクスチャ分離設定を”分離しない”に設定し、OKボタンを押下します。
4.フォルダ選択ダイアログが表示されますので、”emote_test2.emtbytes”という名称で保存します。
5.4で保存したファイルを「demo_emote/data/others/plugin/emote/model」にある同名ファイルへ上書きコピーします。

これでE-moteのモデルの準備は完了です!
サンプルシーンを再生してみると…無事再生されましたね。

 


以上です。何か判らない点などありましたら、
E-mote公式フォーラムまで、ご質問をお送りください。

失礼いたします。